洗浄・滅菌方法について

工程内容
準備使用後は速やかに手洗いによる予備洗浄を行い、付着物を取り除いて下さい。お湯は使用しないでください。残留物が固化する可能性があります。先端部、接合部(ボックスロック)、ロック部の周辺などは柔らかいブラシ等で丁寧に汚れを落とし、可動部を有する器械は可動部を動かしながら洗浄します。
洗浄院内洗浄ガイドラインがある場合は、ガイドラインに従って洗浄を実施してください。中性、又は弱アルカリ性の洗浄用洗剤を使用して、ウォッシャーディスインフェクターによる洗浄・消毒の実施を推奨します。器械の変色を防ぐため、蒸留水又は脱イオン水を使用してすすぎを行います。すすぎが不完全で洗剤が残っていると、腐食や錆などの原因となります。
乾燥ガーゼなどで水滴を拭き取り、乾燥させてください。特にボックスロック部やネジ部などの乾燥しにくい部分の乾燥に注意してください。乾燥していない状態で保管した場合、腐食や錆などの原因となります
潤滑乾燥後、非シリコン系の潤滑剤(弊社deconex® LUBE SPRAY等)をご使用下さい。潤滑剤を使用することでスムーズな動きを維持し、金属の摩擦による腐食や錆の発生を防ぎ、製品寿命の延長が望めます。
包装器械を適切なサイズの滅菌バックに入れ、確実にヒートシールします。
滅菌高圧蒸気滅菌器を使用し、以下の条件での滅菌を推奨します。

滅菌温度 - 最短保持時間
121℃ - 15分
126℃ - 10分
134℃ - 3分

 ※ 135℃を超える高温での滅菌は行わないでください。
 ※ 保持時間は、滅菌対象物が目的温度に昇温後の経過時間であり、装置で設定する滅菌時間とは異なります。
 ※ 滅菌に関して有効性が確認されている滅菌サイクルがあれば、上述と異なる滅菌方法で行うことも可能です。
保管5°C~40°Cの温度範囲で、乾燥した清潔な環境下で保管してください。マイクロサージカル器械については、特に先端部はデリケートにできているので、保管中に他の器械と接触したり、重なったりしない様に注意して保管してください。

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