ニチオンは、創業より100年を超える歴史ある企業のひとつです。
社会からの要請によって、医療現場における質・安全・患者さまを重視する傾向がより一層高まりつつある現代、医療の質向上や安全性のさらなる追求が必要であると私たちは考えます。
そうした情勢の中で、社会の期待に応えるべく再生処理・看護管理・手術器械事業をニチオンの3つの柱としております。
医療機器や病院設備を単なる「もの」としてではなく、「医療技術」として捉えているニチオンにとって、医療従事者を取り巻く環境の変化に伴う現場の課題を「患者さまの視点」「プロセスの視点」から継続的な質の改善=「ケア・運用・標準化」の”Best Practice”を導入支援(現場の定着化)してまいりました。
これまでに築き上げてきた社会貢献企業としての地位に甘んじることなく、これからも社会の医療課題を解決しつつ、収益にもこだわって、パーソナルケアのビジネスプラットホーム構築や事業継承に取り組んでまいります。
新たなValueの登場
ーケア・運用・標準化・効果指数を増幅させるー
Value-based Health care ~ 「価値」に基づく新たな取り組み ~
- “Best Practice”マクロな観点による価値評価
「もの」の技術的効果からだけでなく、より広範な観点から「価値評価」を実践。 - 価値とリスクの検証
安定した「価値の提供」として、市販後に「価値評価」の研究を行う。 - 医療技術としての価値の確立
「医療技術」として、「もの」の価値を最善へ高めることを目的とする。
Value-based Health care(VBH)
元来、根拠に基づく医療には、医療従事者の臨床に関する専門知識と、患者さま一人ひとりの価値観・環境を踏まえた最良の研究データ(科学的根拠)の統合が求められてきました。しかし、それらは医療従事者にとっては重要なことですが、患者さまにとっては十分に価値のあるものではありませんでした。
本来ヘルスケアとは、医学的最善を実行するのではなく、患者さまの最善を追求していくシステムです。医療従事者はヒポクラテス時代より、医療従事者は患者さまに最善を尽くすことを求められてきました。
「医療の未来」を創造し続けているニチオンは、いち早く価値に基づいた製品やシステムなどを提供できるようソリューションの事業展開を行っています。医療従事者と共に「価値を測る時代」のニーズに応えられるよう、これからも安定的な「価値の提供」にこだわっていくことを宣言いたします。